堅い配当を狙うことが投資競馬に向いているか?

「投資」という単語からは「堅い」という表現もイメージしやすいもので、競馬を投資にするならば冒険せずに堅い配当の的中をコツコツと積み上げることが大事だ、ということは一見すると正論に聞こえます。
ただし、「堅い」馬券が必ず当たる保証が競馬にはありません。いわゆる「元本保証」の馬券なんて売ってませんから、馬券は購入した瞬間からそれが不的中した場合何の価値もない紙切れに変わってしまう可能性を秘めているわけです。
2019年の場合、いい例が暮れの有馬記念で断然の1番人気を集めたアーモンドアイの惨敗でしょう。デビュー以来9戦して7勝。しかも前走の秋の天皇賞の圧勝からこの馬の勝利を確信したファンが多く、有馬記念では単勝オッズ1.5倍というダントツの支持を集めましたが、レースでは直線で大失速し、9着に敗れました。
ちなみにもしこのレースでアーモンドアイが3着以内に入っていた場合、複勝の配当は110円だっただろうと推測されますが、仮にこの馬券を10,000円購入していた場合、的中したときに11,000円の配当を受け取れていたことになります。この馬券を買うレース前は「安いがまあ3着以内なら大丈夫だろう」と単勝勝負せず、あえて複勝にしたことで安全策を取った、と考えたファンも多いと推測されますが、レース後は安全策どころか3着にも入ってこないアーモンドアイに失望したことは言うまでもないでしょう。しかしこれは明らかに買う方が悪いとあきらめるしかないのです。競馬に絶対はないことをこういったガチガチの本命馬が負ける際に知ることになるのです。
また、ならばということで少し範囲を広げ、単勝オッズ1~3番人気内で決着するレースを馬連で買うという策で投資しようとも考えてしまいがちですが、これも統計上はプラスにならないことが証明されています。統計上、1~3番人気内の馬同士で1,2着が決着するレースは全体の3分の1くらいあることが分かってます。つまり、1日12レース開催されれば4つはこの3頭内で決着するのですが、その的中時の平均配当は760円程度しかありません。
つまり、上位人気3頭のBOXを12レース購入した投資3,600円に対し、的中時のリターンは約3,000円(760円X的中4レース)しかないということで、投資の20%弱が消えていく計算になります。従ってこれらの例から堅い馬券を狙うことが投資馬券に最適という考えは間違いだということを知っておかねばなりません。

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